香り、味、少しずつ芳醇に向かっている感じがします。調子を崩してから、約一週間。毎日、糖度の乗ってない投稿をするのが苦しい今日この頃です。
基本的に、春の味落ちの状況になっていると思います。暖かくなって、イチゴが株を成長させようとしています。子供(果実)を成長しない方に動いています。つまり栄養成長です。特徴的なのは、畑のイチゴの株からランナーが出てくるという事です。さわやかな味が特徴の春イチゴ!この時期独特の味です。少しずつ株が充実してきて、いずれ糖度も戻ってきます。毎日、糖度を測定していますが、まだ戻って来てはいません。今のイチゴは、さわやかな味が特徴の春イチゴです。
どれほど頑張ってもこの変化には人間は勝てません。季節に適応するのを待つばかりです。なにか、特別な対応があるのか?? 6年目の新米の私達にはわかりません。先輩農家さんは百戦錬磨。または、先祖伝来の伝統育成法。いずれにしても、どのようにするのか、方針が決まっている。やり方が決まっている。その結果、結果もある程度決まっている。初代のさわこ苺農園では、毎日新しい経験だらけです。
毎日、味がしないと思うイチゴを捨てています。完全には取り除けませんが、心を鬼にして処分しています。この時期特有の味、この季節の本来のイチゴの味と言えば、そうなのかもしれません。でも、せっかくなら美味しいイチゴを食べてもらいたいから。
さて、今日の糖度に戻ります。
収穫のある日は、イチゴの糖度を測定しています。大きさや、季節による糖度の変化を目で見える形にしたいと思いました。いままで、食べて美味しいと思うことは当然でしたが、数値が出ることでより変化を感じることが出来ました。
今日収穫したイチゴ(かおり野)の糖度を測定しました。

4Lの大きさ(約45g)のイチゴの糖度は10.6くらいでした。

3Lの大きさ(約35g)のイチゴの糖度は10.4くらいでした。

2Lの大きさ(約25g)のイチゴの糖度は11.8くらいでした。

Lの大きさ(約20g)のイチゴの糖度は10.5くらいでした。
1月くらいの毎日から、突然4月になりました♪ そして、7月くらいの最高気温27℃。そうかと思えば、また1月に逆戻りです。このところの天気は、大変困ります。今年は特徴的な気温変化です(気温リンク)。でも、そもそも、地球は大きな周期では寒冷期(氷河期)に向かっています。この地球温暖化、寒冷期と温暖化って正反対ですよね、どのように結論付けるのでしょうか。冷凍庫で解凍するとか、冷蔵庫で沸騰するとか。これが今地球上でも起きているのでしょうか???起きているのだと思います。いろいろな本を読む暇もないので、誰か私に教えてください (>_<)。
そして、いま、かおり野は調子を崩しました。香りも糖度もありません。もちろん、春の栄養成長の影響もあると思います。でも、とても出荷できない状況の物が多数です。出荷されておられる農家さんもいるかもしれませんが、さわこ苺農園では、悔しいけど、悲しいけど、嫌だけど、美味しくないイチゴを販売したくない。知り合いに、今日のイチゴ美味しいよって、売ることが出来ない。自信のないイチゴを泣く泣く土に戻す毎日がまだ続いています。春騒ぎが落ち着くのは4月10日くらいかな~って感じています。その頃にはまた、濃厚な味わいのイチゴが戻ってくるはずです。
冬の間は、大きいサイズのイチゴは糖度の高いイチゴでした。春先になって、小さいサイズのイチゴが糖度の高いイチゴになりました。このホームページを見たお客様は、さわこ苺農園のイチゴを買う機会があればぜひ、ご購入下さい。かおり野は甘いのが特徴です。酸味も欲しい方は、紅ほっぺやかんな姫をお勧めします。最近の人気は、かんな姫です。安来市のイチゴ狩りやイチゴ直売所はさわこ苺農園できまりです♪ それぞれのイチゴの特徴はイチゴについて(リンク)を参照してください。
イチゴが一年間で一番たくさん実をつけるシーズン到来です。皆さん、美味しいから買ってみてください!安来駅売店「観光交流プラザ売店」(リンク)で販売しています。冷蔵庫に陳列されています。道の駅あらえっさ(リンク)のなかうみ菜彩館(リンク)でも販売しています。食べ比べが出来るように、複数品種を混ぜて作っています。

安来駅には2L~3Lくらいの大きさのイチゴが並んでいます。イチゴは個体差の大きい果物です。美味しそうに見えるイチゴを選んで、美味しそうに見えるイチゴを販売していますが、全部同じ糖度ではないと思います。ご了承ください。
さわこ苺農園では、美味しいイチゴをつくっています。ぜひ、一度ご賞味ください。
糖度測定について
糖度計は、イチゴを潰して糖度を測定するタイプとイチゴに傷をつけないで測定できるタイプを使用しています。イチゴを傷つけないで測定するタイプは誤差が大きくて低い測定値がたくさん出ます。イチゴを潰すタイプは、測定値はブレませんが販売できなくなります。そこで、双方の測定値を補正して参考としています。非破壊タイプで最高糖度の測定時に、潰して測った糖度と測定値が同じになることが多い傾向でした。また、測定する場所についてはイチゴの先端部分としています。可食部全体でみると、イチゴのヘタの部分は糖度が低くなります。イチゴが熟すにつれて先端の糖度が上昇します。さわこ苺農園では、完熟で収穫して完熟度合いを糖度として測定しているので、先端の値を表示しています。また、イチゴは個体差の大きい果物です。美味しそうに見えるイチゴを測定して、美味しそうに見えるイチゴを販売していますが、全部同じ糖度ではないと思います。ご了承ください。