水路のU字構が斜めになって傾いていたので、幅3㎝の縁を延長する工事をしています。全長45m程で、やっと半分まで来ました。U字構は4mの既製品で、接続部分やマスの部分でつなぎがあり、厚みが違ったり隙間があったりします。コンクリートは固くて伸びたりしません。隙間や接続部分には隙間を作ってあげないと、そこがすぐに壊れてしまいます。写真のように全長はありますが、少しずつしか仕事が出来ません。


また、沈み込んでいるのは田んぼ側で、道路側が高くなっています。水準器を使って水平を調べながら木枠を取り付け、コンクリートを入れます。

この工事では小規模なコンクリート打設が必要になるため、普通と違う工法を使いました。それが、「スコップで乾いたコンクリートを入れて、あとから水をたらす作戦~♪」です。

少しずつ進みながらでも、コンクリートを無駄にしない良い方法ですが、深さや厚みがあると水が入りにくいため、全体に水を入れることがとても難しかったです。上手に水が入らないで、枠を外してから水を追加して、仕上げも必要でした。もちろん、下地処理にコンクリートの接着剤を使いました。また、ぽろっと取れてしまわないように、古いコンクリートの縁には、15㎝間隔にコンクリートネイルを打ち込んであります。